イノシシ対策用の罠 ~箱わなの捕獲効率を上げるポイントとは?~
投稿日:2017年3月23日
運営会社:株式会社 地域環境計画
投稿日 : 2011年08月29日
更新日 : 2024年03月19日
こんにちは「鳥獣被害対策.com」の津田です。
今日の鳥獣害対策の知恵袋は、カラスとゴミ対策について、自治体の取り組みを紹介したいと思います。
都会では、カラスによる被害が深刻です。
被害の実態は、
です。
とくに、毎年3月末から7月の繁殖期にはカラスに人が襲われ、怪我をするという被害もあるようです。
東京都では、増えすぎたカラスによる被害が、年々深刻化していきました。
目次
東京都のカラスは、1970年台には、山手線の内側ではほとんど確認されなかったようですが、1990年代から多数確認されるようになりました。
また、記録によると1985年には東京都市部には約7000羽だったのが、1996年には約14,000羽、2000年には約21,000羽と、どんどんその数を増やしています。
この最大の要因は、人が出す大量の生ゴミと言われています。
この大量の生ゴミは、カラスの格好の餌となり、餌の安定供給につながっています。
東京のカラスの食性調査によれば、カラスの餌は2/3程度は、人が出す生ゴミや人からの給餌だそうです。
つまり、カラスは、人の生活に強く依存して生きているのです。
→都内の公園にて、カラスやハトに餌をあげる人。
→餌をあげずとも、この人が移動すれば、カラスもハトも後をついて移動していきました。
東京都では、2001年から、カラス対策を始めました。
対策は、「捕獲」と、「餌を断つ」という2本柱で進められています。
まず捕獲は、カラス捕獲トラップによって、捕獲をおこなったほか、4月から6月に、巣を撤去するという方法で行っています。
餌を断つというのは、主にゴミ対策です。
ゴミの収集そのものは、各区市町村が担当のため、ネットの普及を促す、生ゴミを減らす等の要請をおこなったようです。
では、東京都の要請を受けて、各区市町村はどんな取り組みをおこなっているのでしょうか。
23区の多くの区、
ほかでは、カラスよけネットが配布されています。
カラスの捕獲、巣の撤去等のカラス対策には、今までに数億円の予算が費やされています。
例えば、2002年度に使用された予算は、1億2300万円です。
この費用の大半は、捕獲と、巣の撤去に費やされているようです。
では、これらの取り組みによって、どれだけの成果が得られたのでしょうか。
2001年の対策当初は約36,400羽であったのが、2010年には約20,800羽。
最近3年間は、ほぼ横這いで推移しています。
2001年の対策当初は4,210羽であったのが、2010年までの10年間で、139,574羽捕獲しています。
2001年の対策当初は3754件であったのが、平成15年から減り始め、2010年には514件と減っています。
本当に個体数は減ったのか?という疑問を持つ専門家もいるようですが、こういった取り組みによって
苦情件数が激減しているのは、その対策による効果ではないかと、私は思いました。
東京都の他にも、カラス対策に熱心な自治体はあります。
カラスの被害でお困りの方は、自治体の担当部署へ相談してみてはいかがでしょうか。
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