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狩猟免許取得の勧め

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こんにちは「鳥獣被害対策.com」の宮畑です。

今日の鳥獣害対策の知恵袋は、狩猟免許の意義や役割についてのお話しです。

【狩猟の意義や役割】

環境省によれば、狩猟の主な意義や役割は以下のようにされています。

①趣味としての楽しみ

これは、純粋に狩猟行為そのものや食べ物としての肉を自分の手で得て季節を味わうことなどを楽しむものです。

②自然資源の持続的利用

「自然の保全」のためには、自然資源の合理的かつ持続的な利用が重要であるという考え方が定着してきています。

狩猟は、絶滅のおそれのない鳥獣を対象として、一定の制限の中で捕獲し、活用するものであり、「自然の保全」の理にかなったものであると考えられています。

③農林水産被害の予防

シカやイノシシ等の生息数の急増に伴い、農作物や林業の被害も増大し、地域よっては深刻な問題となっています。

このため、農作物などに著しい被害を及ぼす特定の鳥獣に関して、都道府県が「特定鳥獣保護管理計画」を策定し、これに基づいて狩猟等により個体数を調整する方策がとられるようになっています。

狩猟は農林水産業被害の防止だけでなく、計画的な鳥獣の保護管理にも大きく貢献するものであると考えられています。

④日本の在来種の保全

外来種が、日本在来の鳥獣を捕食したり駆逐してしまうこと等により、在来種の生息に悪影響を及ぼすことが懸念されています。

また、外来種による農業被害も目立つようになってきています。

このため、それまで狩猟獣に指定されていたタイワンリスヌートリアに加え、平成6年には、ハクビシンミンクアライグマ等が追加指定され、外来種の繁殖、分布拡大防止が図られています。

狩猟は、外来種の排除に貢献することで、日本在来の鳥獣の保護にも役立っています。

【狩猟免許を取ろう】

狩猟免許所持者は、全国的に年々減少し、高齢化も進んでいます。

狩猟者は、農林水産被害の予防や有害鳥獣駆除、鳥獣の保護管理の担い手として必要な存在です。

都道府県では、狩猟免許所持者を増やすための取り組みを支援するなど、社会的な要請も大きくなっています。

狩猟免許試験は、「落とすための試験」ではなく「合格してもらう」ことを前提にした試験といえます。

決してハードルが高いものではありません。

「狩猟の意義や役割」に共感するものがあるのなら、狩猟免許取得に挑戦されることをお薦めします。

狩猟免許は都道府県が管轄しています。

お住まいの都道府県のHPをみれば、狩猟免許試験に関する情報が必ず載っています。

また、初めて試験を受ける人のために、各地の猟友会が狩猟免許試験の予備講習会を実施しており、以下の大日本猟友会のHP( http://www.moriniikou.jp/)にも情報が載っています。

もしここに情報がない場合は、お住まいの都道府県に問い合わせれば教えてくれると思います。

試験の時期は都道府県により異なりますが、おおむね7月~9月頃にあります。

今年度取得したいという方もまだ間に合うと思います。

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この記事を書いた人

宮畑 貴之

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