AIによるトレイルカメラの野生動物識別【第5回】識別能力の検証
投稿日:2024年5月10日
運営会社:株式会社 地域環境計画
投稿日 : 2016年03月23日
更新日 : 2024年03月22日
こんにちは、「鳥獣被害対策.com」の柴﨑です。
今日の鳥獣害対策の知恵袋は、『簡単にできる犯人探し』です。
犯人といっても、人ではなく、悪さをしている野生動物が対象です。
実は…年末に、私の愛する金魚
が何者かに襲われてしまいました。(高級魚ですが、野外で飼育しています)
もしや、犯人は果物とかを食べるアイツか?!と思い、水槽が写るようにトレイルカメラ(センサーカメラ)を設置し、様子をうかがうことに…。
そこに、映っていたものは!?
自動撮影カメラを設置してから4日目の平成27年12月31日午前2:59(気温3℃)、
お正月を目前にして、彼(もしかしたら彼女?)は、水槽の魚を襲いにやって来ました。
それは…なんと!
ハクビシンではなく、アライグマでした。
今までハクビシンさんを疑ってごめんなさい。
⇒【ハクビシン対策】庭や田畑に出没した場合の被害対策方法はこちら
そう、真犯人はアライグマだったのです。
我が町にも棲みついていたとは…。(我が町=神奈川県相模原市です)
(ハイクカムは、外気温も記録してくれます、右側の方に「003℃と記載があります」)
しましま模様の太い尾はアライグマの特徴の一つです。
泥棒対策として、水槽の上に金属製の重い蓋を載せていたのですが…アライグマはこれを軽々と開けて、頭を90cm水槽に突っ込んでいます。
この程度の対策では、甘い・生温い、ということがわかりました。
ここからは、なんとも太々しい写真が続き…前足を“がっつり”と水中に入れ、私の大切な金魚たちを捕らえようとしています。
アライグマのお尻は、結構かわいいなぁ、なんて思ってはいけません!(自戒を込めて)
一旦、水槽から離れました。
獲物を捕獲できたのかどうか?
左手前のプランターが邪魔でよくわかりませんが、怪しすぎます。
離れても水槽に未練があるようで…横から水槽の中を物色しています。
終わったかと思いきや、再び出て来て、なにやら、前足でつかんでいるようにも見えますが、よくわかりません。
首から前足にかけて、水に濡れてボサボサになっています。
アライグマは猫とは違い、水が大好きなことがよくわかります。
この日は、これでお帰りになられました。
滞在時間は約5分、凄まじい攻防でした。
翌朝、私は、愛する魚たちを守るため、水槽の蓋にブロックで重石をしました。
これでもう大丈夫!
あとは、次回来た時に、悔しがるアライグマの映像を収録するだけです!
再びアライグマが現れたのは、ちょうど、1か月後の平成28年1月31日午前3:13(気温2℃)でした。
最初に被害が出たのは11月下旬。
およそ1か月毎に巡回して来るのかもしれません。
彼(彼女かも?)は、蓋が強化されたことを知りません!
この日は、蓋が開けられずに諦めたようで、すぐお帰りになられました(滞在時間は数秒間)。
これで、一安心。これからは、金魚も私もゆっくり寝られそうです。
この金魚泥棒事件の犯人、当初はハクビシンと想定していました。
しかし、自動撮影カメラで犯人を突き止めたところ、真犯人は“アライグマ”だということがわかりました。
また、被害対策の甘さや、対策を強化した効果も写真からみてとれました。
アライグマは雑食性で、
等、色々なものを食べます。
皆様のお庭でも、
などが狙われているかもしれません。
ご注意ください。
ご心配な方や、興味のある方は、自動撮影カメラ(センサーカメラ)を設置して、深夜に怪しい訪問者が来ていないか、確認してみてはいかがでしょうか?
今回は静止画で撮影しましたが、次は、動画モードで撮影してみようと思っています。
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