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電気柵の効果検証!~アライグマ対策・キツネ対策~

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こんにちは、「鳥獣被害対策.com」の千葉です。

今日の鳥獣害対策の知恵袋は、アライグマ対策・キツネ対策/電気柵の設置事例についてご紹介します

この夏、アライグマ・キツネ等の中型動物の被害でお困りの方に、当サイトで販売している「中型動物用電気柵4段100mセット(B12)」をご購入頂きました。

★アライグマ、ハクビシン、アナグマ等用電気柵 4段100mセット(B12)
https://www.choujuhigai.com/fs/chiikan/sm0335

そして、収穫シーズンの終わりに、実際に電気柵を設置している状況や、今シーズンの効果についてお話を伺うことができましたので、ご紹介したいと思います

お客様は、ご自宅前で作っているトウキビ(北海道で「とうもろこし」のこと)畑が、毎年アライグマ・キツネの被害にあっており、お困りでした。

電気柵設置前のアライグマがトウキビを物色している様子が次の動画です。

アライグマは一度畑に目を付けると、頻繁にやってきてはトウキビが熟したかどうか確認し、ちょうど甘く熟したころを見計らって食べてしまいます。

そのため、収穫を目前にした農家さんのショックは計り知れません。

そこで、今シーズンは当社でご購入いただいた「中型動物用電気柵4段100mセット(B12)」を設置し、アライグマの侵入防止に着手されました。

電気柵は、とても丁寧に設置して頂いていました。

柵の四隅だけでなく、その中間にも角材の柱を入れて強度をアップしています。

通常、中間の柱はセットに付属のグラファイポールで十分なのですが、恒常的に設置する際は、数本に一本、強度の高い角材を使用すると良いと思います。

電気柵の高さは40cm以下

実際に野外でみると、飛び越えられてしまうのでは・・・と心配になる高さです。

しかし、電気柵は物理的に侵入を防ぐものではなく、電気刺激により「近づきたくない!」という心理的な効果を狙ったものです。

そのため、アライグマ・キツネが触れやすいように、低い位置に密集して柵を張ることが効果的といえます。

漏電の原因となる下草もきれいに処理されていました。

大変な作業ですが、電気柵の効果持続のためにはとても重要なポイントです。

収穫シーズンも終わりを迎え、畑にはトウキビが一列残るのみとなっていましたが、なんと今年は一度も被害が無かったそうです!

電気柵の外側には、キツネの足跡も残っていましたが、しっかりと侵入を防いでいるようでした!

電気柵は適切に設置することによって、安全、効果的にアライグマ被害を防除することができます。

私としても、アライグマ対策用としての電気柵を実際に使用している現場を見る機会が少なかったため、お客様の様々な工夫や努力、そして実際の効果を目の当たりにでき、とても勉強になりました!

最後に図々しく、採りたての

  • トウキビ
  • トマト
  • ジャガイモ

などのお野菜を頂いて、大喜びで帰りました・・・。

この場をかりて御礼致します。

ありがとうございました!

<後日談>

お客様から連絡を頂き、シーズンも終わったところで電気柵を撤去したところ、その翌日には畑に残ったトウモロコシ20株がアライグマにやられて全滅したそうです・・・。

恐るべしアライグマ。

そして電気柵の効果も実感しました!

電気柵についての詳細は以下もご覧ください。

★電気柵とは?~電気柵の種類と選び方~
https://www.choujuhigai.com/fs/chiikan/c/inoshishidenkisaku_syurui

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★アライグマ、ハクビシン、アナグマ等用電気柵 4段100mセット(B12)
https://www.choujuhigai.com/fs/chiikan/sm0335

★アライグマ対策やキツネ対策用電気柵セット品⇒
https://www.choujuhigai.com/fs/chiikan/c/raccoon-package

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