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鳩被害&鳩対策vol.3 ~鳩対策~

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こんにちは「鳥獣被害対策.com」の津田です。


これまで、鳩被害&鳩対策vol.1では「鳩による生活環境被害」について、鳩被害&鳩対策vol.2では「鳩の特徴と生態」について紹介しました。

以上をふまえ、今日の鳥獣害対策の知恵袋は、ドバトによる生活環境被害に対する鳩対策を紹介します。

【初期の鳩対策が重要!】

ドバトが来ているか来ていないかのバロメーターは糞の量です。

もしも、ベランダにドバトの糞があったとしたらその量を確認してみてください。

糞が少ない場合は、まだ初期の段階です。

ドバトは、一度、ねぐらや営巣場所として棲みついてしまうと、何が何でもその場所に戻ろうとする
執着性の強い鳥です。

ここは安心できる場所・・・というふうに思わせてしまってはいけません。

ですから、初期の段階で飛来しないようにすることが一番の得策です。

糞が多い場合は要注意で、その場所はお気に入りの場所になりつつあります。

ドバトは糞があると安心するようで、糞の上でも平気で生活します。

糞は鳩を呼びます。したがって、糞の放置は厳禁です。

以上をまとめると、糞が少しでもあったら掃除する、飛来しているのを見つけたら、根気よく追い払う
ことが重要です。

【物理的に飛来を防ぐ鳩対策!】

我が家のベランダに巣が作られてしまった、糞が大量にあって定期的にドバトが飛来する・・・

これは、あなたのベランダがドバトのお気に入りの場所になってしまった証しです。

このような段階に入ってしまったら、物理的に防ぐしか方法はありません。

ドバトは、見通しの良い場所で、棲み処とする場所が安全かどうか、確認する習性があります。

天敵であるカラスが来る場所でないかどうか、ネコが来ないか、カラスやネコが来てもすぐに逃げられるか、を確認するわけです。

したがって、物理的に飛来を防ぐには、見通しの良い場所、安全かどうかを確認する場所にとまらせないようにすることが重要です。

見通しの良い場所というのは、例えばベランダであれば手摺り部分、マンションの屋上の貯水タンクであれば、屋上の縁などです。

対策としては、こういった場所に、テグスを設置したり、バードレスマット(剣山のような形をした簡単に設置できる構造物
https://www.choujuhigai.com/fs/chiikan/bird-repellnent/ky0001
を設置することが挙げられます。

また、防鳥ネットを、ベランダに張るというのも良いでしょう。

屋上の縁にとまるドバト
ドバト1

バードレスマットの設置例
バードレスマット

【他にもできること】

ドバトは、人間の生活に密着して生きています。

棲み処は、人間が生活している空間をうまく利用し、餌は、人間が与えたり、落としたりした食べ物に頼っています。

ドバトが多数いる場所というのは、ドバトの好む場所であり、生きていくために不可欠な快適な棲み処、餌の供給源が揃っている場所になります。

ドバトを来ないようにするためには、棲み処を作らないようにすることのほか、餌の供給源を絶つこと餌を与えないことがポイントとなります。

以上をまとめると鳩被害を防ぐには以下のポイントがあります。

餌に群がるドバト
ドバト3

最後に、私は、東京の都心で生まれ育ちました。

小学校の隣には公園があり、公園には沢山のドバトがいました。

公園に隣接して電気屋さんがあり、そこには「鳩おばさん」が住んでいて、毎日公園のドバトに餌を与え、ご自身も家でドバトを飼っていました。

小学校の屋上では、たまにカラスに捕らえられたドバトを見ることがありました。

屋上には、カラスに食べられたドバトのものと思われる骨とドバトの糞が多数落ちていて、屋上の掃除当番は、糞と骨を掃除することが仕事のようなものでした。

今思えば、「鳩おばさん」の餌付けが、餌の安定供給につながり、公園にドバトが住み続けていたのだと思います。

また、小学校の屋上は、人も少なく安全で、見晴らしの良い安全を確認する場所、休息する場所として、利用されていたのだと思います。

このように、ドバトがいるところには、必ず原因があるはずです。

その原因を絶つことが、鳩被害を防ぐことに繋がります。

※より深くドバトについて知りたい方はこちらをご参照下さい
http://www.yamashina.or.jp/hp/kenkyu_chosa/dobato/menu.html

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この記事を書いた人

津田 朋香

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