【鹿捕獲】くくり罠にかかったシカの行動パターンと接近の際に注意するポイントを解説
投稿日:2020年10月6日
運営会社:株式会社 地域環境計画
投稿日 : 2015年01月08日
更新日 : 2024年03月21日
こんにちは「鳥獣被害対策.com」の宮畑です。
今日の鳥獣害対策の知恵袋は、踏板式箱罠と、吊り餌式箱罠の動作の違いについてのお話しです。
アライグマやハクビシン、タヌキなどの中型獣用の箱罠には
があります。
吊り餌式箱罠は、以前にも説明しましたが、昔からよく使われていた方式で、先端を釣針のように曲げた金属棒が箱罠の上面からぶら下がっている形状です。
曲がった部分に餌を突き刺します。
獣が餌を食べようと、餌や金属棒を咥えて引っ張ったり、前足でつかんだりした時に金属棒が動くことでトリガーが外れ、扉が閉まる仕組みです。
踏板式箱罠は、わなの底面に板状の仕掛けがあります。
餌を踏板より奥側の底面にまいておき、餌を食べようとした獣がこの板の上に乗ると重みで板が下がり、トリガーが外れ、扉が閉まる仕組みです。
箱罠の設置には、なるべく平らな場所を選びます。
それでも箱罠が安定しないようなら、地面を足などで少しならします。
箱罠が不安定だと餌を食べに箱罠に入ろうとした獣が警戒するので、なるべく安定させます。
また、斜めになっていたりすることでトリガーの動きが重くなる場合もあります。
この他、獣が箱罠に寄り掛かったり、上に乗ったりしたときに、箱罠が揺れてトリガーが外れて扉が閉まってしまうこともあります。
これを避けるためには、ペグなどを4隅に刺して固定することも有効です。
今回使用した箱罠は、いずれも栄工業の製品です。
動画撮影はBMC560です。
餌には
を使用しました。
捕獲されたのはテンです。
さてまずは、吊り餌式箱罠です。
箱罠の中に餌があることは気づいていますが、箱罠に警戒しています。
箱罠の周りにまいた寄せ餌を食べて去っていきました。
この後何度か箱罠に近寄っては去っていくことを繰り返していました。
だんだん慣れてきて箱罠の中にまいた寄せ餌も首を突っ込んで食べるようになりましたが、まだ中には入りません。
ようやく箱罠の中に入るようになりましたが、それでもまだ警戒していて、まき餌を咥えてはすぐに箱罠の外に出て餌を食べています。
ただし、餌にはしっかり慣れたようなので、ここまでくれば捕獲まであと少しです。
まき餌を食べつくしてしまい、最後に食わせ餌を咥えて引っ張ったところでトリガーが作動し捕獲成功です。
次は踏板式箱罠です。
こちらも最初は箱罠の周りにまいた寄せ餌に気づいて餌を食べはじめました。
そのうち首を突っ込んで箱罠の中の餌を食べるようになりましたが、警戒して、まだ中には入りません。
箱罠の周りを探って一周し、箱罠の中に餌がたくさんあることは認識したようです。
徐々に箱罠の中まで入るようになりましたが、まだ警戒して餌を咥えてはすぐに外に出ていきます。
周りの寄せ餌はあらかた食べつくしてしまい、箱罠の上に乗ったりしています。
再び箱わなの中に入りはじめます。
かなり慣れてきて、箱罠の中でも餌を食べるようになりました。
踏板の上にも乗りますが体重が軽いためすぐには作動しません。
餌を取ろうと重心が移動したところでトリガーが作動し捕獲成功です。
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