投稿日:2016年11月22日
運営会社:株式会社 地域環境計画
投稿日 : 2014年03月13日
更新日 : 2024年03月21日
こんにちは、地域環境計画の井原です。
※株式会社地域環境計画は「鳥獣被害対策.com」の運営会社です。
私が住んでいる愛知県周辺では、外来種であるヌートリアをよく見かけます。
先日も長良川で出会いましたが、近づいても逃げることをしません。
南米原産、岡山県から広がり西日本に多いとされますが、富山県や新潟県、北は青森県でも確認事例があるようです。
温暖化で住みやすくなっているのかもしれません。
何しろネズミの仲間ですから、季節を選ばずに年中子どもを産みます。文字通り、ネズミ算式に増えていくのです。
ですから、天敵のいない日本では爆発的に増えてしまいます。
夜行性と言われていますが。
昼間でも河川などでよく見かけます。
泳いでいる姿を見ると、カワウソがいるとしたらこんな感じ?などとけっこう嬉しくなってしまいます。
でもヌートリアは外来生物ですし、生態系攪乱の元となることを考えれば、喜んではいられません。
カワウソはかつて全国各地に生息し、1920年代までは捕獲されていたようです。
乱獲と河川環境の悪化によって減少し、1979年の高知県での確認以降、まぼろしの存在となっています。
ヌートリアをカワウソと間違えてしまうことが時々あるようです。
体のサイズは同じくらいでともに手には水かきがあり、姿形は似ているようです。
ただし、ヌートリアはネズミの仲間で主に植物食、カワウソはイタチの仲間で主に
などを餌とします。
日本では水辺に住んで植物を食べるヌートリアのような哺乳類がいませんでしたので、日本の生態系にうまくはまったようです。
水草だけでなく、イネや野菜も食べるなどの農業被害を起こすほか、巣穴による堤防の破損も知られています。
また、水鳥との餌の競合など生態系への影響も懸念されています。
かつての日本の川の景色を思い起こさせてくれるヌートリアですが、残念ながら人間が勝手に連れてきた、本来いないはずの生きものです。
農業被害を抑え、生態系を守っていくためにも駆除していくことが必要です。
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★関連ブログ「ヌートリアの被害と対策」⇒
https://www.choujuhigai.com/blog02/archives/2255
★ヌートリアの詳しい生態など⇒
https://www.choujuhigai.com/fs/chiikan/c/description-nutria
★ヌートリア被害でお困りなら⇒
https://www.choujuhigai.com/fs/chiikan/c/nutria
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