AIによるトレイルカメラの野生動物識別【第5回】識別能力の検証
投稿日:2024年5月10日
運営会社:株式会社 地域環境計画
投稿日 : 2013年12月05日
更新日 : 2024年03月21日
こんにちは「鳥獣被害対策.com」の宮畑です。
今日の鳥獣害対策の知恵袋は、猟期に向けてイノシシ、シカの生息状況を下見してきたお話し第3段です。
★イノシシ、シカの狩猟下見その1はコチラから⇒
https://www.choujuhigai.com/blog02/archives/3911
★イノシシ、シカの狩猟下見その2はコチラから⇒
https://www.choujuhigai.com/blog02/archives/3995
前回下見で新たに見つけた場所でのイノシシ、シカの出現状況をみるため、自動撮影カメラ( BMC SG560P-8M )を設置してみました。
けもの道に1台、ぬた場に1台の計2台です。
けもの道には下の写真のように、けもの道に対して斜めに向けて設置しています。
今回は動画撮影で、撮影時間は15秒に設定しました。
けもの道のように通過する個体を動画で撮影する場合には、なるべくけもの道に対して平行か浅い角度で画角が交差するように設置すると効果的です。
こうすることで、移動する個体をより長い時間センサー感知範囲内に捉えることができます。
けもの道を遠方からこちらに向かってくる場合はより遠くで感知、作動してくれます。
逆に自動撮影カメラ側から遠ざかるように移動する個体の場合でも、感知、作動してからより長い時間
獲物を撮影することができます。
先でけもの道がいくつかに分岐している場合でも、通過した後どちらに向かうかも把握できる場合もあります。
小走りなど早く移動していた場合などでも、感知・作動したのに何も映っていない・・・・といった「空射ち」も少なくできます。
今回この画角でけもの道に向けてカメラを設置しました。
最初に映っていたのはタヌキでした。
このけもの道はシカが良く使ってそうだな・・・とは思っていたのですが、次に映ったのはやはりシカでした。
初めは雌個体、次は若い雄個体でした。
その後、映りは良くないですが、よく肥えたイノシシも撮影されました。
ぬた場では自動撮影カメラを斜面の上から見下ろすアングルで設置しました。
ノーグローライトでは、人にはほぼ光っていることが認識できませんが、動物には少し見えているようです。
特にシカはカメラ目線になることがままあります。
今回は谷の斜面の上からの撮影であったため、カメラ目線になる(カメラの赤外線ライトを気にする)
ことはほぼありませんでした。
シカやイノシシの目線と同じような低いアングルでカメラを設置した場合には、カメラを意識することがよくあります。
しかし、やや高い位置から見下ろすように設置することでカメラを意識することはほとんどなくなってきますので、動画撮影していて、少し警戒した行動がみられるようであれば、設置位置をやや高くするとよいでしょう。
このぬた場にも最初に現れたのはシカでした。
4尖の雄個体です。
その後もいろいろな個体がぬた場を訪れてきます。
そして、いのししも複数の個体が何回も現れました。
最大で8頭の雌の群れも撮影されました。
季節が進むにつれ徐々にシカやイノシシが、このぬた場に現れる頻度が減ってきましたが、何とか年内には一度くくり罠を仕掛けたいと思います。
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https://www.choujuhigai.com/fs/chiikan/others/s-0044
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