イノシシ対策用の罠 ~箱わなの捕獲効率を上げるポイントとは?~
投稿日:2017年3月23日
運営会社:株式会社 地域環境計画
投稿日 : 2013年10月31日
更新日 : 2024年03月21日
こんにちは「鳥獣被害対策.com」の宮畑です。
今日の鳥獣害対策の知恵袋は、猟期に向けてイノシシ、シカの生息状況を下見してきたお話し第2段です。
★前回のブログ「イノシシ、シカの狩猟下見その1」
https://www.choujuhigai.com/blog02/archives/3911
前回下見に行った場所は、シカばかりだったので、イノシシの痕跡を求めて別の山中を探し回ってきました。
最初にあたりをつけて探した場所は・・・・・ここもシカ一色でした。
縦横に走るけもの道と糞、角研ぎ痕があります。
比較的規模の大きいぬた場もありましたがシカの足跡ばかりでした。
けもの道
ぬた場
大きく場所を変え、あちこち探りまわった末、かなりの高頻度でイノシシの痕跡がある場所を見つけました。
まず目に付くのは林道沿いの掘り返し後の多さです。
餌を求めてイノシシが掘り返した痕がかなり広範囲にありました。
ポイントごとに林の中に踏み入ると直近に利用したと推察されるけもの道と掘り返し跡、立木へ体をこすりつけた跡が見つかりました。
イノシシ掘り返し跡
けもの道
体こすり跡
違うポイントでもぬた場や足跡、けもの道、掘り返し跡が見つかります。
明らかに複数個体が利用した痕跡やかなりでかい足跡も見つかりました。
けもの道
体こすり跡
さすがにイノシシの痕跡だけ、というわけにはいかず、シカの糞や角研ぎ痕なども散見されますが、前回下見に行った場所ほど高密度にはありません。
生息密度は明らかにシカよりもイノシシのほうが多いようです。
ただし、林道を奥に進むにつれ、シカの痕跡が目立つようになってきました。
日も沈みかなり薄暗くなった林内を歩いていると、谷のほうから複数のシカの鳴き声も聞こえてきました。
そろそろ帰ろうかと斜面をあがっていくと30mほど上方で黒っぽい大型獣が突然走り出しました。
カモシカです。
このあたりのカモシカはかなり黒味が強いため、ちょっとビビります。
ここまで奥に来るとカモシカを錯誤捕獲するリスクも高まりそうです。
実際の猟はもっと下方のイノシシの痕跡が多数あった場所あたりがよさそうです。
★狩猟に関する過去ブログ
・狩猟免許について
https://www.choujuhigai.com/blog02/archives/513
・狩猟免許取得の勧め
https://www.choujuhigai.com/blog02/archives/531
・わな猟免許取得への手引き
https://www.choujuhigai.com/blog02/archives/652
・わな猟免許取得への手引き 知識試験編
https://www.choujuhigai.com/blog02/archives/773
・わな猟免許取得への手引き 技能試験編~猟具の判別
https://www.choujuhigai.com/blog02/archives/959
・わな猟免許取得への手引き 技能試験編~猟具の架設
https://www.choujuhigai.com/blog02/archives/969
・わな猟免許取得への手引き 技能試験編~鳥獣の判別
https://www.choujuhigai.com/blog02/archives/986
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