ハクビシン対策に有効!「楽落くんNEO」設置で栃木県のいちごを守れ!
投稿日:2021年4月16日
運営会社:株式会社 地域環境計画
投稿日 : 2013年07月04日
更新日 : 2024年03月21日
こんにちは「鳥獣被害対策.com」の小野です。
今回は電気柵の維持管理で注意すべきこととして、電線のショートによる断線についてご紹介します。
田畑への対策のための電気柵の設置が、全国で行われています。
電気柵は設置が容易で、最も低価格であり、適切な設置と維持管理を行えば、非常に効果的な柵です。
イノシシやシカだけでなく、通常の柵を登って越えてしまうような、アライグマやハクビシン、サルなどの動物も防ぐことが可能です。
目次
しかし、電気柵の使用には、適切な設置と維持管理がとても大切です。
草や落ちてくる枝などが原因で起こる漏電は、電気柵が機能しなくなるもっともよくある例ですが、結び目が原因で電線がショートし(鉄線同士の間で火花が散り)、熱によってナイロン線と鉄線が溶けてしまい、電線が完全に断線してしまうことがあります。
このようなショートは、その電気柵のどこかで漏電が起きていて、結び目の左右の電圧が異なるときにおこる現象と考えられます。
(特に広い面積の田畑に電気柵を設置し、追加で電気柵をつないだり、段数を増やしたりすると、維持管理をしていてもどこかで漏電が起きるのはなかなか避けられず、左右の電圧が異なることは起こりうることです)
雨が降ると結び目に水が溜まり、ショートが起きやすくなります。
また、結び目をあまりぐるぐる巻きにしたり、こぶ結びをいくつもつくったり、切断面を放置していたりすると、ショートは起きやすくなります。
写真には写っていませんが、バチッ、バチッと火花を散らしショートしています。
アップにすると分かりますが、結び目は焦げてしまい、断線しています。
ガイシの部分も、結び目がショートし焦げています。
こういった結び方はショートしやすいです。
ショートの予防策としては、以下のことがあります。
(ショートの原因は、漏電によっておこる電圧の差です)
(こぶ結びひとつ!とか、ガイシならくるっと1,2回転するだけ!とかです。)
(なるべく切断面は短めに切っておきましょう)
また、どうしてもショートしてしまう場合、配線をつなぐ金具を使って結び目の代わりにする方法もあります。
ちなみに、ショートが起きているかどうかは、火花が散っている音の有無でわかります。
「バチッ!バチッ!」と音がしていたら、注意深く耳を澄まして、ショートしている場所を探しましょう。
日常的な維持管理を心掛け、購入した電気柵を効果的に使っていただければと思います。
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★電気柵へのギモン回答と適切な張り方
https://www.choujuhigai.com/blog02/archives/2275
★電気柵へのギモン回答、維持管理について
https://www.choujuhigai.com/blog02/archives/2297
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★イノシシ対策用電気柵はコチラから⇒
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