【注意】マダニ被害対策~イノシシ・シカ等の動物に潜むマダニ~
投稿日:2018年10月12日
運営会社:株式会社 地域環境計画
投稿日 : 2013年06月25日
更新日 : 2024年03月21日
こんにちは「鳥獣被害対策.com」の小淵です。
自動撮影カメラ【BMC SG860C-8M】
現在一押しの自動撮影カメラです。
なんといっても、夜間もカラー動画の撮影ができるのです!!
まずはこちらをご覧ください↓
自動撮影カメラ【BMC SG860C-8M】は、白色LEDライトを照射することで、夜間のカラー動画撮影ができます。
このライト、人間が見ると、かなりの眩しさなので、動物に対して大きなディスターブになるのではないかと危惧をしておりました。
そこで、同じ白色LEDライトタイプの自動撮影カメラ【Reconyx HC550】とともに、動物への影響をモニタリングしてみましたので、結果と撮影された動画についてご紹介します。
真正面からライトを照射されたタヌキ。
ちょっと困った風に小首を傾げた後、意を決して通り過ぎていきました。
これは、下り坂の獣道の途中に、真正面からライトを照射する形で自動撮影カメラ【Reconyx HC550】を設置して得られた画像です。
(コマ送り撮影の静止画をつなぎ合わせて動画風にしています)
ハクビシンもやってきました。
計3回撮影されていますが、いずれもクルッと向きをかえて、引き返してしまいました。
タヌキもハクビシンもかなり警戒心が強いですが、さすがに真正面から照らされては、ハクビシンはこの灯りに慣れることはできないようです。
しかし、こちらをご覧ください↓
カメラの前を普通に通過して行きました。
なぜ?
理由は簡単です。
真正面ではなく、横からライトを照射するように設置したのです。
タヌキやアライグマも、カメラやライトを警戒する風もなく通過して行きました。
でも、どうやら、灯りにまったく気づいていないわけではないようです。
立ち止まって、ジッとカメラを見て、また歩き出して、立ち止まって、ジッとしてみる。
ちょっと警戒している風もうかがえますが、一目散に逃げていくわけでもありません。
さらに、狙って撮影したわけではないのですが、ネズミの撮影にも成功していました。
自動撮影カメラ【BMC SG860C-8M】は、センサー感度やカメラ性能については、基本的にはBMCSG560P-8Mと同じです。
ネズミが出現する場所がピンポイントで判明していれば、多少の撮り逃しはあるでしょうが、
動画を残すことはできそうです。
赤外線ライトによる動画撮影は、夜間は白黒です。
白黒であっても、動物の行動を見るのには支障はないですが、カラー撮影であれば、足運びや動物の顔の表情などをより鮮明に記録でき、より詳細な生態把握が可能になる気がしますね。
模様や色などもはっきり見えますので、種によっては個体識別もできなくはないでしょう。
個人的には、カラー動画は、設置の仕方に留意すれば、これまでよりもより鮮明で、詳細な結果を得ることができ、おススメ!!です、と結論は出たのですが、さらなるモニタリングテストを行いました。
自動撮影カメラで動画を撮影する場合、動物がその場所でどんな行動を取るのかを知りたい!
例えば、
などを撮影する機会が多いでしょう。
エサや柵、罠などは、普段はそこにないもので、特に動物の警戒を呼ぶものと言えます。
そこにさらにピカッと光る自動撮影カメラを置いた場合、警戒に警戒を呼ぶ可能性もあります。
そこで、それらを検証するために、架設された箱罠に向けて、BMC SG860C-8Mを設置してみました。
アナグマもハクビシンも罠のトリガーにはふれなかったため、残念ながら捕獲はできなかったのですが、ライトに照らされながら、誘引エサを食べている様子が撮影できました。
カメラを気にしている様子もないので、カメラがあったためにトリガーに触れなかったわけではないと思われます。
箱罠+白色LEDライトタイプカメラは、充分に「使える」組合せです。
もちろん、罠へのアプローチを真正面から照射する向きや箱罠の奥から光を照射する向きなどにカメラを設置するとディスターブになるおそれはあります。
影響を軽減する照射向きになるように留意する必要はありますね。
ある研究者の方にカラー動画をお見せしたところ、「立体感あるねぇ!!」というコメントをいただきました。
そうなんです。
カラー動画は、立体感を伴い、動物たちの様子をありのままに、しかもイキイキと再現してくれるのです。
そんなイキイキとした動物の画像をご覧ください。
「伏せ」してますね。
どんな意味があるのかわかりませんが、そこで寝るのかな?
何にスリスリしているのかと思ったら、タケノコの皮が落ちていたようです。
ネコにマタタビ、ハクビシンにタケノコ!?
今回のモニタリングでは、中型獣の検証しかできていません。
今後、設置場所を変えて、シカやイノシシなどの大型獣の様子もモニタリングする予定です。
シカは夜間のライトセンサス等でライトを照射すると、ジッとこちらを見ますよね。
中には、引き寄せられるように近づいてくる個体もいます。
また、イノシシは赤外線タイプの赤い光でさえも、飛び上がるほど逃げていくことがあります。
★過去ブログ記事参照(自動撮影カメラでイノシシ対策!?)⇒
https://www.choujuhigai.com/blog02/archives/1321
真後ろからであれば、イノシシも灯りには無頓着な様子が撮影されているのですが、もう少しモニタリングが必要でしょう。
これらの動物への影響も踏まえつつ、今後もカラー動画の活用を考えていく予定です。
この記事を書いた人
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