投稿日:2012年8月16日
運営会社:株式会社 地域環境計画
投稿日 : 2012年10月30日
更新日 : 2024年03月19日
こんにちは「鳥獣被害対策.com」の千葉です。
今日の鳥獣被害対策の知恵袋は、ヒグマの出没と、山の実りの関係についてです。
北海道のヒグマや、本州のツキノワグマの農業被害について報道されるとき、よく話題になるのが「山の実りの豊凶」についてです。
秋になるとヒグマは、
といった栄養価の高い食物を食べて、長い冬眠生活に備えます。
豊かな山の自然が残っていれば、ヒグマは毎年これらのご馳走にありつける・・・
かと思えば、そうではありません。
ミズナラ・ブナなどのドングリ類は、定期的に豊作と凶作を繰り返していることがわかっています。
また、ヤマブドウ、サルナシなどの果実類はその年の天候が実りに大きな影響を与えているでしょう。
ドングリ類や果実類の凶作が重なり、山の実りが極端に少なくなると、ヒグマの捕獲数が増加することがわかっています。
これは、食料を求めて農地や市街地付近にヒグマが出没することが要因と思われます。
ヒグマの好むミズナラ・ブナ・サルナシ・ヤマブドウの豊作・凶作については、北海道庁が情報を収集し、それをもとに毎年「秋期のヒグマ出没予想」を作成しています。
今年度のヒグマ出没予想では、山の実りは概ね並み作であり、ヒグマの出没数は例年並みになるだろうと予想されています。
平成24年秋季のヒグマ出没予想はコチラ⇒
(北海道環境生活部環境局自然環境課)
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ks/skn/grp/01/higuma/H24fall_shutsubotsu_yoso.pdf
山の実りは地域によって差があり、それだけでヒグマの出没状況を説明することは難しいと思いますが、被害対策の目安にはなると思います。
秋の山の実りは我々人間にも大きな楽しみですが、時にはクマの目線になって、ドングリや、ヤマブドウなどの実りに目を向けるのも良いかもしれません。
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投稿日:2012年8月16日
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