投稿日:2018年3月29日
イノシシくくりわなの設置研修~その2
投稿日 : 2012年04月05日
更新日 : 2024年03月19日
こんにちは「鳥獣被害対策.com」の宮畑です。
今日の鳥獣害対策の知恵袋は、イノシシくくりわなの設置手順についてのお話しです。
前回お話ししたように、けもの道や足跡などの痕跡(フィールドサイン)等を手がかりにくくりわなの設置場所を決めたら、いよいよ設置にとりかかります。
★「イノシシくくりわなの設置研修~その1」はコチラから⇒
https://www.choujuhigai.com/blog02/archives/2018
今回使用したのは、バネ式の足くくりわなです。
★イノシシ用足くくりわなはコチラから⇒
https://www.choujuhigai.com/fs/chiikan/c/trap
まずは外枠を埋めるための穴を掘ります。
穴の中に外枠を埋めます。
このときぐらつかないように隙間に石を入れるなどしてしっかり固定しましょう。
スプリングを縮めて安全フックで固定します。
ワナが作動してバネが開いたときに90度未満になるようにストッパーを固定します(バネが開いたときに広がりすぎる位置にストッパーを止めてしまうと、くくり輪が締まるスピードが遅くなり、輪を締め付ける力も弱くなるので注意しましょう)。
ワイヤーの輪を広げ、締め付け防止金具を締め付けたら、内枠に輪をかけ、安全フックを静かに外して、スプリングを広げます。
ワイヤーを内枠上部ぎりぎりまで引き上げ、埋設した外枠に静かにセットします。
※最初に外枠を埋設せずに、ワイヤーを掛けた内枠を外枠にセットしてから埋設してもOKです。
ワイヤーの端を立木などに巻き付けてシャッフルで固定します。
埋設した枠やスプリングを木の葉や土、枝等を利用してカモフラージュします。
このとき、内枠部分にすれすれまで土を固く入れてしまうと、足をついたときにくくり輪の掛かりが浅くなる可能性が高くなるので、注意しましょう。
また、完璧にカモフラージュしようとするあまり、スプリングの上や稼動範囲に石や太い枝等で厚く覆い過ぎると、スプリングが開く際に妨げになるため、注意しましょう。
ワナの見やすいところに、1cm角以上の大きさで登録年度、登録番号、住所、氏名、連絡先及び登録証記載の知事名を記載した標識をつけます。
以上で設置は完了です。
さて、どこにくくりわながあるかわかりますか?
翌日、点検に行くと、くくりわなの縁を踏んだ足跡が…あと10cm足をつく位置がずれていれば・…。
また、別のけもの道に仕掛けたくくりわなでは、わなのある位置をわざと避けて通過したと思われるような足跡がついていました。
なんか怪しい、と感づかれてしまったようです。
次回は、スタッフとともにくくりわなの点検に行った時のお話です。
★「イノシシくくりわなの設置研修~その1」はコチラから⇒
https://www.choujuhigai.com/blog02/archives/2018
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