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いろいろな取組みでシカ対策!

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こんにちは「鳥獣被害対策.com」の千葉です。

今日の鳥獣害対策の知恵袋は、「エゾシカ」についてです。

激増するシカ被害に対する、北海道内のシカ対策について、皆さんに紹介したいと思います。

エゾシカは、「エゾ」と付くことからおわかりのように、北海道に生息するシカの仲間です。

シカ対策_エゾシカ

エゾシカは本州に生息するシカと同じ種類ですが、その大きさは、大きい雄では130kg!に達します。

近年、日本全国でシカによる農業被害や、生態系被害が増加しています。

もちろん北海道も、例外ではなく、エソシカ被害は右肩上がりに増加し、平成22年度の農林業被害額は、59億4400万円と過去最高額を更新しました。

北海道は官民総力を結集して、シカ対策に取り組んでいます。

今回は数ある取組のうち、3点を厳選して、皆さんにご紹介します!

その1:エゾシカ捕獲お助け隊

北海道では、狩猟者を支援するため、今年度から「エゾシカ・ステーション」を設置しています。

その役割は以下の3点。

  1. インフォメーション
    エゾシカの出没情報はもちろん、道路の通行止めや、可猟区、禁猟区などの便利な情報を提供しています。
  2. 捕獲したエゾシカの搬出支援
    エゾシカを捕獲場所から皆さんの車両などまで搬出するお手伝いや、自ら搬出するために必要なそり・滑車・ブルーシート・ロープ等を貸出しをしています。
  3. 不要になった残物の回収
    エゾシカを解体した後にでる、残物などをステーションの回収BOXなどで回収しています。

★エゾシカ・ステーションはこちらから⇒
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ks/est/ezoshikastation.htm

その2:くくりわなにチャレンジ!

北海道では、自らくくりわなでエゾシカを捕獲しようと、シカ被害に悩む方々による、わな猟免許の取得が盛んになっています。

★わな猟免許についてのブログはこちらから⇒
https://www.choujuhigai.com/blog02/category/%e7%8b%a9%e7%8c%9f%e5%85%8d%e8%a8%b1

シカ罠のなかでも、くくりわなは手軽に持ち運びができ、 設置も簡単です。

しかし、いざ設置してもなかなか捕獲できない・・・。

そこで、市町村や大学、企業によるくくりわな講習会が各地で行われています。

シカの行動特性や、設置に適した場所を知らなければ、なかなか捕獲できません。

皆さんも是非、お近くで講習会が開かれていないか、調べてみてください。

くくりわなは弊社HPでも取りそろえています!

★足くくり罠はこちらから⇒
https://www.choujuhigai.com/fs/chiikan/c/deer-trap

その3:エゾシカを食べよう!

みなさんは、毎月第4火曜日は何の日か知っていますか?
そう!「シカ(4火)の日」です。

北海道では官民あげてエゾシカの消費を拡大しようと、「シカの日」プロジェクトを行っています。

プロジェクトに参加したお店では、毎月第4火曜日にエゾシカ料理が提供されたり、特別割引でシカ料理が食べられたりと、お得な特典が用意されています。

皆さんも是非利用してみてください。

★「シカの日」プロジェクトの詳細は⇒
http://www.yezodeer.jp/shikanohi/

このように、北海道ではエゾシカ被害を食い止めようと、数々の取組が行われています。

一方で被害の減少に結びついていないのも現実です。

これからも、我々のような企業も参加して、このような取り組みをより一層盛り上げていかなければと思います。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
★シカ被害の対策商品はこちら⇒
https://www.choujuhigai.com/fs/chiikan/c/deer
★シカについてくわしく知りたい方はこちら⇒
https://www.choujuhigai.com/fs/chiikan/c/description-deer

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