投稿日:2011年9月30日
運営会社:株式会社 地域環境計画
投稿日 : 2011年12月20日
更新日 : 2024年03月19日
こんにちは「鳥獣被害対策.com」の村上です。
今日の鳥獣害対策の知恵袋は、オオクチバス(ブラックバス)の新たな駆除方法の紹介です。
といっても、弊社の開発した商品ではないんですけどね。
宮城県伊豆沼・内沼環境保全財団 (人工産卵床(伊豆沼方式)を開発したことで有名)などの研究グループが、開発してくれた新手法です。
弊社もあやかりたい技術の紹介です。(新手法と言っても実は2009年頃から試験研究されておられます。)
従来の駆除方法は、
などがあります。
また、それぞれに効果を上げてきましたが、それぞれに短所もあります。
今回、紹介したいのは、ずばり、「フェロモン駆除法!」とでも呼びましょうか!
特にメスだけを選択的に!しかも産卵期の個体を!駆除できるそうです。
原理は、こんな感じです。
「これが、そんなにすごいの?」と思っている方!
すごいんです!これが!
メスは大きくなると何万粒もの卵を産みます。
「何万粒!」ですよ。
これまで、オスは人工産卵床で捕れますが、メスだけを駆除する方法はありませんでした。
オスは、産卵床で卵を守っています。
だからオスを人工産卵床で駆除できれば、卵もろとも駆除出来て一石二鳥でした。
しかし!メスは、何回も産卵します。
一回に数百~1万粒位産み、合計で数万粒の卵を産みます。
ですから、メスを駆除できると、オスの駆除よりも効果が高くなるのです。
また、伊豆沼では、オスを人工産卵床によって減少させると、オスの個体数が減って、よりペットボトルに向かう確立が高くなり、より効果的になると考えられると推測されています。
フェロモンは、繁殖期のオスの胆のうを利用するそうです。
この記事を書いた人
投稿日:2011年9月30日
先頭へ