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ブラックバス(オオクチバス)の新たな駆除方法とは?

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こんにちは「鳥獣被害対策.com」の村上です。

今日の鳥獣害対策の知恵袋は、オオクチバス(ブラックバス)の新たな駆除方法の紹介です。

といっても、弊社の開発した商品ではないんですけどね。

宮城県伊豆沼・内沼環境保全財団 (人工産卵床(伊豆沼方式)を開発したことで有名)などの研究グループが、開発してくれた新手法です。

弊社もあやかりたい技術の紹介です。(新手法と言っても実は2009年頃から試験研究されておられます。)

従来の駆除方法は、

  • 従来の漁法(釣り・投網・エリ網・定置網など)
    →人手や技術が必要
  • ため池の干し上げ(かいぼりとも言う)
    →完全駆除が可能だが、河川や琵琶湖では無理
  • 人工産卵床
    →オスを選択的に駆除
  • ダムなどでの水位低下による産卵床の干し上げ
    →産卵床を破壊できるが、深い場所は無理
  • 電気ショッカー船
    →かなり効果が高いが、電気ショッカー船が必要

などがあります。

また、それぞれに効果を上げてきましたが、それぞれに短所もあります。

今回、紹介したいのは、ずばり、「フェロモン駆除法!」とでも呼びましょうか!

特にメスだけを選択的に!しかも産卵期の個体を!駆除できるそうです。

原理は、こんな感じです。

  1. オスのフェロモンタップりの液体
  2. 液体が穴から浸み出す
  3. フェロモンにメスが寄ってくる
  4. 刺網にかかる=駆除できる

ブラックバスフェロモン駆除方法

「これが、そんなにすごいの?」と思っている方!

すごいんです!これが!

メスは大きくなると何万粒もの卵を産みます。

「何万粒!」ですよ。

これまで、オスは人工産卵床で捕れますが、メスだけを駆除する方法はありませんでした。

オスは、産卵床で卵を守っています。

だからオスを人工産卵床で駆除できれば、卵もろとも駆除出来て一石二鳥でした。

しかし!メスは、何回も産卵します。

一回に数百~1万粒位産み、合計で数万粒の卵を産みます。

ですから、メスを駆除できると、オスの駆除よりも効果が高くなるのです。

また、伊豆沼では、オスを人工産卵床によって減少させると、オスの個体数が減って、よりペットボトルに向かう確立が高くなり、より効果的になると考えられると推測されています。

フェロモンは、繁殖期のオスの胆のうを利用するそうです。

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