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トレイルカメラ設置方法を工夫して「空うち」を減らす~失敗する設置例もご紹介~

トレイルカメラ設置方法を工夫して「空うち」を減らす~失敗する設置例もご紹介~

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トレイルカメラの選び方 完全ガイド

こんにちは「鳥獣被害対策ドットコム」の遠藤です。

今日の鳥獣害対策の知恵袋は、『トレイルカメラ設置方法の工夫』と題し、これからカメラを使って撮影してみようという方、もしくはすでに設置はしているけどうまく撮影できないというはじめての方々に、ごくごく簡単なポイントをご紹介します。

トレイルカメラ(自動撮影カメラ)とは、無人で野生下の動物を撮影できるといった優れものです!
自動撮影カメラ(トレイルカメラ)商品一覧はコチラ

トレイルカメラ(自動撮影カメラ)の仕組みなどについては過去のブログをご覧ください。

入門:自動撮影カメラ(トレイルカメラ)って、どんなカメラ?
~フラッシュ・電源・画像保存・防水機能について~
https://www.choujuhigai.com/blog02/archives/2817

入門②:自動撮影カメラ(トレイルカメラ)って、どんなカメラ?
~カメラ性能について~
https://www.choujuhigai.com/blog02/archives/2940

トレイルカメラでよくある失敗「空うち」

撮影されたデータからは、その動物の季節性・行動特性・時間帯など、様々な情報を得ることができます。

さらにこれらの情報から、どのタイミングでどのような対策を実施すると効果的か、という事がみえてきます。

野生動物の多くは、夜行性(人間の活動時間と逆)であることが多いです。

トレイルカメラ(自動撮影カメラ)ではそうした夜間の行動も正確に記録してくれるので、本当に便利なアイテムです!

トレイルカメラ(自動撮影カメラ)は、基本的に乾電池で稼働させることができるので、無人の状態で撮影を行うことができます。

そのため、撮影対象へのコントロールは行えません。

つまり、動物以外のものであっても、センサーが反応してしまうと撮影が行われてしまい、結果として誤作動が多くなってしまいます。

この誤作動のことを「空うち」と言ったりもします。

「空うち」が多くなると、電池の消耗・SDカードのメモリー消耗などが起こり、すごく短い期間で撮影がストップ!
なんて悲惨なことも起こります・・・。

撮影されたカメラデータを確認するときは、なんの動物が映っているのだろう?どんな行動をしているのだろう?などとても“ワクワク”しますよね。

しかし、空うちでほとんど撮影されていない、撮影されていても草の揺ればかりなんてことになったら、そのワクワクの分だけ疲れてしまうものです・・・。

トレイルカメラの設置方法を工夫して「空うち」を減らす

それでは、この「空うち」を少なくするためには、どうすればよいのでしょう?

空うちの原因としては、いくつかありますが主なものとして、カメラの画角内に映り込む植物の揺れなどが多いです。

下草がカメラと同じくらいの高さにあろうものなら、もう最悪です。

下の動画は下草をほとんど管理しなかったときに撮影したイノシシの動画です。

頑張って目を凝らすと、だいぶ奥の方にイノシシがいるのがわかります。

動画:自動撮影カメラ・トレイルカメラ 適切な設置の高さは?

・・・こんな動画ではみるのも疲れてしまいますよね。

ちなみに、トレイルカメラを設置した場所と感じは、この写真(中央の木柱)のような感じです。

トレイルカメラの設置例
画像:トレイルカメラの設置例

この時のトレイルカメラの設置高さは、地上約40㎝です。

トレイルカメラの「空うち」を減らすための草刈りは大変

では、下草を刈ったらよいのではと思いますよね・・・。

その通りです!!

ですが、撮影に障害が無いとなると、草丈をだいぶ短い高さで維持し続けなければなりません。

しかも、さきほどの写真をみると、どのくらい下草を刈ればよいのだろうと・・・この下草の管理も意外と大変な作業です。

対策方法として、除草剤や農業用マルチシートなどもありますが、農作物が近くにあるときには除草剤は使用しにくいし、農業用マルチシートは夜間の撮影時に障害になる場合があります。

トレイルカメラを設置する高さを変える

そんなときに試して頂きたいのが、高位置からの俯瞰的な撮影方法です。

俯瞰的といっても、トレイルカメラを高い位置(おおよそ目線の位置)から画角を下に向けるだけです。

下草が刈れないのであれば、設置方法を工夫(高位置に設置)する!

これをするだけでだいぶ変わります!

まず、目線の高さから撮影したい方向・画角をみることでより自分の撮影イメージに近づきます。

また画角を下に向けるため、下草の動きによる空うちが多少は軽減されます。

伸びたり、縮んだりする下草があったら怖いですもんね。

また、動物の目線の高さを意識して低い位置で撮影することで、とても上手に撮影できることもあります。

しかし、動物に近づければ近づけるほど、その他の障害物が映りやすくなったり、動物たちにいたずらされる機会が増してしまいます。

まずは全体を見渡してみよう、くらいの気持ちで、今回ご紹介した設置方法のポイントを少し意識しながらカメラを設置してみてください。

その中で自分にあった設置の仕方がみえてくると思います!

そこまでいったらあなたもトレイルカメラマスターです!

最初は操作や設置について悩むことも多いかと思います。
そんなときは是非お気軽に「鳥獣被害対策ドットコム」までご相談ください。

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この記事を書いた人

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