「トレイルカメラを設置したらイノシシに壊された!?」3つの原因と3つの対策
投稿日:2021年4月12日
運営会社:株式会社 地域環境計画
投稿日 : 2015年08月27日
更新日 : 2024年04月22日
こんにちは、「鳥獣被害対策ドットコム」の井上です。
今日のイノシシ対策の知恵袋は、イノシシ捕獲用箱わなの組み立て方についてのお話です。
目次
イノシシ捕獲用の箱わなといっても、様々なタイプのものがあります。
一般的にポピュラーなのは蹴り糸方式や回転軸方式といった獲物の体高に合わせて落とし(トリガー)をセットするものですが、獲物の体重に合わせて調整する踏み板方式、吊り下げた餌が軽くなると作動するタイプのものなどがあります。
今回は、一般的にポピュラーな蹴り糸方式を採用している「大型獣用箱わな 栄ヒルズ E type No.601」についてご説明します。
「大型獣用箱わな 栄ヒルズ E type No.601」は、重量が100kgと比較的軽く、また製品は4分割で送られてくるため、1梱包あたり25kg程度と1人でも何とか運べる重量となっています。
箱わなを設置したいと思うポイントは、道が狭く、軽トラックで運搬できないところも多いと思います。
そのため、材料を手持ちで箱わなの設置ポイントまで運び、現地で組み立てることが出来ることも、本製品のグッドポイントの一つです。
それでは、組み立てについてのご説明です。
<必須>
<あったら良いもの>
短ボルトで2枚の底板を2か所固定します。
短ボルトで2枚の側板を1か所固定します。
→左右の側面分、2枚を作成します。
※このとき、滑車のついた側板が縁にくるように組み合わせます。
滑車が内側となるように取り付けると、仕掛けロープが設置できなくなるので注意してください。
※側板を先に組み立てるのではなく、底板に一枚ずつ側板を直接固定しても大丈夫です。
1人が側板を支え、1人が長ボルトで底板を固定します。
滑車とゴム板がある側(=正面)と反対側に、長ボルトで6か所固定します。
まずは、2枚1組の天板を短ボルトで2か所固定します。
※クッションとなるゴム板が、側板に滑車がついている側(=正面)となるようにします。
シャッター部が稼動する側を短ボルトで4か所固定します。
※頭が六角ではなく、丸くなっているものを使用します。ここの固定のみプラスドライバーを使用します。
※ただし、フレームと天板を止める2点については、他の場所と同じ長い6角頭のボルトで固定します。
仕掛け金具を、仕掛け金具用ネジと座金(ザガネ)、ナットで取り付けます。
作業⑧-1 前フレームの上部からシャッターを挿入します。
作業⑧-2 シャッターはボールカスター(半球状の出っ張り)のある方を下にします。
滑車のない側面の後ろ側の支柱にロープ結をびます。次に、そのロープを滑車のある側の側面(後ろ側)の支柱に通し、それを滑車にかけ、最後は仕掛け金具に結びます。
組み立てはこれで完了です!
次に、シャッターを持ち上げます。
ストッパー以上までシャッターを持ち上げると、自動的にストッパーがかかる仕組みになっていますので、このストッパーの効いている状態で、仕掛けロープの張り具合を調整します。
最後に、ストッパーを解除し、仕掛けロープに実際に触れて、シャッターがうまい具合に落ちれば調整完了です。
組み立て自体は、慣れてくると、30分(2人作業)程度でできるようになります。
実際に活用されている方からは、軽い、組み立てが簡単、仕掛け部の構造がわかりやすい、と好評な箱わなです!
今回組み立てた箱わなはこちら↓
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