猪被害を防ぐには
猪被害にあってしまったら・・・
「どんな対策をしたら良いの?」
「まずやることは何?」
「どんな対策用品を使ったら良いの?」
猪被害を防ぐ3つのステップを解説!
- 柵で囲う1. 猪の侵入を防ぐために、田畑や集落を柵で囲う
- 猪被害を防ぐには、とにかく侵入されないことが大事です!
田畑への侵入を防ぐ柵を設置しましょう。
柵の選び方や効果的な設置方法、そのポイントなどを詳細ページで解説しています。 - 詳細はこちら
- 環境作り2. 猪が近寄りにくい環境を作る
- 田畑や集落に動物がやってくる原因は、農作物だけではありません。
知らないうちに、猪が好む環境(「エサ」や「棲みか」)を与えていませんか?
猪が近寄りにくい環境作りは大きな効果を発揮します! - 詳細はこちら
- 捕まえる3. 猪を罠で捕獲する
- 柵で侵入を防ぎ、近寄りにくい環境をつくっても出没する猪は、罠で捕獲しましょう!
効率よく捕獲するための方法やコツについては詳細ページで解説しています。 - 詳細はこちら
1. 猪の侵入を防ぐために、田畑や集落を柵で囲う
柵にもいろいろな種類があります。環境に応じた適切な柵を選ぶことが重要です。
(1)柵の種類と選び方
設置場所、設置のしやすさ、維持管理の手間などから、適切な柵を選びましょう。
柵の名前 | 電気柵 | ネット柵 | ワイヤーメッシュ柵 | 金属柵 金網パネル式 |
金属柵 金網ロール式 |
---|---|---|---|---|---|
柵の画像 | |||||
設置のしやすさ | ◎ | ○ | △ | △ | △ |
維持管理の手間(草刈り、破損等の点検) | △ | ○ | ◎ | ◎ | ◎ |
衝撃や噛み切りに対する強さ | ○(※1) | △ | ○ | ◎ | ◎ |
耐久性 | △ | △ | ○ | ◎ | ◎ |
柵の販売ページ | 電気柵の販売ページへ | ネット柵の販売ページへ | ワイヤーメッシュ柵の販売ページへ | 金属柵の販売ページへ | - |
使う場所 | 短距離~長距離までOK! 家庭菜園、田畑、ゴルフ場、農園、森林と集落の境界、森林内など |
主に長距離に! ゴルフ場、農園、森林内、森林と集落の境界など |
※1:動物は柵を見つけると、まず鼻先などで確かめます。電気柵はその際、柵線に触れた動物に電気が流れ、電気ショックで動物を田畑から遠ざける心理柵です。
(2)柵の効果的な設置方法
柵を設置しても効果がないとき、多くの場合、柵の選び方を間違えていたり、設置の方法が間違っていたりします。ちょっとしたコツを試すだけで改善する場合も多いので、以下を参考に問題なく設置できているか見直してみましょう。
猪は、まず柵の下の隙間を探して、田畑に侵入しようとします。
隙間をきちんとふさぐことで侵入を防ぐことができます。
猪は柵の外の茂みに隠れながら、田畑の中に入れる場所(隙間)をじっくり探します。
警戒心の強い猪は茂みがないと不安を感じ、田畑に近寄りづらくなりますので、柵の効果も上がります。
(3)点検と維持管理
設置したまま、何の管理もせずにずっと防げる柵はありません。
電気柵であれば漏電防止の草刈りが必要になり、他の柵の場合も動物に突破されていないかなどの点検が必要になります。
2. 猪が近寄りにくい環境を作る
餌場や隠れ家になりそうなところありませんか?猪が嫌がる環境を整えましょう。
それ以外の集落内の食べ物も原因になります。田畑の作物以外の食べ物を減らすこと、猪が安心して身を隠せる場所をなくすことで、猪は集落に近づきにくくなります。
(1)田畑や集落内の食べ物(餌)の管理
田畑の周辺に放置された果実や野菜、集落の中のカキやクリの実、お供え物のお菓子、二番穂、あぜ道の雑草など、思わぬものが餌になります。
(2)集落内の隠れ家、侵入経路の管理
猪は田畑のすぐそばの森や藪、耕作放棄地、使わなくなった小屋などを隠れ家にします。ひとつひとつ、なくしていきましょう。
3. 猪を罠で捕獲する
柵で侵入を防ぎ、近寄りにくい環境を作っても出てくる猪は捕獲しましょう。効率よく猪だけを捕獲するためにも様々なコツがあります。
(1)捕獲の方法とコツ
(2)捕獲に関わる法律の話
野生動物を捕獲する場合、「狩猟免許を取得して猟期に捕獲する」か、「捕獲許可を得る」必要があります。